こんにちは。しらこです。

前回は、妊娠糖尿病について、書きました。

前回のお話は、こちらからどうぞ↓。

今回は、私が実際に行った妊娠糖尿病時の治療と間違っていた食事について書きたいと思います。

妊娠糖尿病の治療:内分泌科を受診

妊婦検診とは別に、内分泌科も受診

私は1時間値、2時間値に引っかかったので、妊婦検診以外に、内分泌科も受診することになりました。

血糖値管理をしなければいけないので、自宅で血糖値を測定できる測定器を借り、食後2時間後の血糖値を計るよう言われました。

内分泌科を受診しても、すぐにインスリン注射で血糖コントロールするわけではなく、最初は食事療法のみでした。

(本当は、食後ウォーキング等、運動療法も取り入れたかったのですが、私は胎児が逆子で、更に頻繁にお腹が張っていたので、張り止め薬を処方され、安静に…と言われていたため、食事療法のみ行っていました。)

目標は食後2時間後の血糖値が120以下

血糖値の測定は、小さな針を指先の腹に刺し、少し血液を出して測定します。

最初はビクビクしていましたが、全然痛くなく、簡単に血糖値測定できるので(不謹慎ですが)ちょっと面白かったです。

そして、炭水化物とか油物を食べると、本当に血糖値が高くなるのか試してみたくて、測定器を借りた最初の昼食時に、天ぷらうどんを食べてみました(←おい!!)。

が、やっぱり天ぷらうどんなるものの血糖値は凄かった!!

食後2時間後なのに血糖値が175!!(自分の血糖値自己管理ノートより)

天ぷらうどん、やばいですね!!妊娠糖尿病と診断された人が食べて良いものではありませんでした(食べちゃったけど)。

天ぷらうどんはその日を境に、出産するまで食べませんでした。が、私は、食事療法のみで血糖値コントロールするのが難しく、食後2時間後血糖値は平均で130。

程なくしてインスリン注射で管理することになりました。

最初は1単位から

私はノボラピッドという超即効性のペン型インスリン薬を使うことになりました。

インスリン注射を始めても、最初は1単位から。この時、妊娠34週。インスリン注射を打っても2時間後の血糖値は全然下がりませんでした。

インスリン注射の打ち方

ここで、インスリン注射の打ち方について、書きたいと思います。

インスリン注射は、皮下脂肪に打ちます。

見た目はペンの形をしていて、打つ量(単位数)分だけ「カチッ、カチッ」と、回します。(その前に、2単位ほど空打ちします。)

脂肪をつまみ、ペン先(針)を垂直にプスッと刺し、シャーペンの芯を出すようにペンの上側を押します。

そして、針を刺したまま、ペンの上側を押したまま、10秒数えます。
(針が皮膚に刺さったまま10秒だよ!!怖い!!)

インスリン注射の説明を受けた時、お腹でも太ももでも、脂肪がつまめるところならどっちでも良いと言われたので、私は太ももに打つことにしました。

妊娠糖尿病の人のブログで、お腹に打っていたという人もいました。お腹に打った方が、インスリン注射の効果が高いのかな??よく分からんけど。

お腹に打つなんて怖すぎ!!と思ったので、私は太ももにしました。

インスリンの針は短くて細い…なんて言われておりますが、針が苦手な私が初めてインスリン注射器を見た時は、「とても太いし長いぢゃん!!(泣)(泣)」と思いました。

先生の指示に疑問

週に1回の診察で、いつも同じ指示

内分泌科は1週間に1回、通っていました。

なので、1週間の間は食後2時間後の血糖値が高くても、次の食事の時にインスリン注射の単位が上げられない。

私の判断でインスリンの単位は上げられないのです。でも、その間も胎児はお腹の中で成長を続けています。

私は、「この単位のインスリン注射を打っても全然効果がないので、単位をもっと上げてほしい」と先生にお願いしましたが、やっぱり1週間に1単位ずつしか上げてくれませんでした。
(なので、息子を出産する時は、5単位程のインスリン注射を打っていました。)

食前に、毎回効果が出ないインスリン注射を打つのは辛い

インスリン注射は毎食前に打ちます。なので、1日に3回打つことになります。そして毎回、針を刺したら10秒間は抜けません。

痛点に当たらなければ、針を刺したまま10秒なんて大した事ありませんが、痛点に当たった時は、激痛に耐えながら10秒数えなければいけません。しかも、どこが痛くてどこが痛くないか全然分からないので、毎回、ロシアンルーレットをやっている気分でした。

刺した後、しまった!!痛い!!と思っても、一回抜いて再度別の場所に…なんてできませんから、痛い時はかなり辛かったです。一度抜いても、また痛いところに刺さったらそれはそれで悲惨ですしね…。

打つ前に、痛かったらどうしよう…。どこが痛くないかな??いや、どこに刺しても全部痛そうだな…。なんて考えていたら、30分~1時間くらい経っている時もありました。

効果が出ないのに、食前にインスリン注射を打つ意味あるのかな…なんて思って、涙が出る時もありました。

針が苦手な私には、インスリン注射はとても苦痛でした。インスリン注射で効果が出れば良いですが、効果は見られず…。

インスリン注射を打って、目標の120以下になることはありませんでした。

妊娠糖尿病でも糖尿病と同じ扱い?

当時の私の担当医は、どうやら妊娠糖尿病も糖尿病も同じ扱いをしていたと思われます。
(確証はないですが、私が診察を受けて、そう感じました。)

当時の私の担当医は、「単位を一気に上げると、低血糖になって危ないから…」と言って、受診をする度に1単位ずつしか上げてくれませんでした。

妊娠糖尿病と糖尿病はどちらも糖代謝異常だけど、扱い方は違うと思う

この頃、私は、担当の先生が、妊娠糖尿病も糖尿病も、同じ症状と思って診断しているのではないかと疑っていたので、糖尿病についても色々調べていました。

すると、ある糖尿病の人のブログで、「今まで全然血糖値が下がらなかったのに、1単位ずつ上げていくと、ある時、急激に効果が出て、低血糖になって危なかった」というような内容の記事を見つけました。

糖尿病の人は、最初の単位調整が難しく、一気に単位数を上げるのは危険らしい。

に、対して、妊娠糖尿病は、胎盤からインスリンを効きにくくするホルモンが出ているっぽい。そして妊娠糖尿病は、妊娠週数が上がるにつれて、インスリンが効きにくくなり、血糖値が下がりにくくなる。

週数が経過するにつれて、血糖値が下がりにくくなるから、妊娠糖尿病の検査は、妊娠後期に検査するらしい。

私は、妊娠糖尿病と糖尿病はどちらも糖代謝異常だからインスリン注射や食事療法等を用いて治療するものだけど、妊娠糖尿病は胎盤からインスリンを効きにくくする成分が出ているから、糖尿病の人と同じ指示の出し方は間違っているんじゃないか?と思っています。

妊娠中はお腹の中に赤ちゃんがいて、日々成長している。出産が近づくにつれ、インスリン注射も効きにくくなっていくはずなのに、病院へ行っても、単位数を1単位上げて様子を見ましょうと言われるばかり。

私は、最初からインスリン注射の効き目がなかった(目標の2時間後の血糖値120以下にならなかった)ので、先生のこの指示に疑問を持つようになりました。

疑問に思ったら、セカンドオピニオンに行けばよかったと思っています。でも妊娠中はそんなに時間がないし、セカンドオピニオンに頼るというのは、中々難しいと思います。

炭水化物を食べないという選択肢

担当医の先生の指示に疑問を持っていた私。インスリン注射を打っても、炭水化物を食べると全然効果が見られず、食後2時間後の血糖値は高いまま。

インスリン注射を打っても血糖コントロールが思うようにいかなかった私は、このままではいけないと思い、最終的に「炭水化物を食べない」という決断をしました。

最初は炭水化物の量を減らしてみた

インスリン注射を打っても効果が見られないので、最初は、食べるご飯の量が多いんだと思い、ご飯の量(炭水化物の量)を減らしたり、玄米に変えたりしてみました。が、2時間後の血糖値は120以下に下がりませんでした。

インスリン注射を打って、ご飯を茶碗半分程度まで減らす。それでも2時間後の血糖値が120以下にならない。

これはもう、炭水化物を全く食べないという方法しかない!!と、当時の私は思いました。

炭水化物を食べないと血糖値は上がらない

私は、食前にインスリン注射を打つように言われていましたが、インスリン注射を打っても全然効果が出ないため、試しに、炭水化物を食べず、食前にインスリン注射も打たない方法をやってみました。(炭水化物を全然食べずにインスリン注射を打って低血糖になるのは怖いですからね…。)

すると、炭水化物を食べないと、食後2時間後の血糖値が120以下に!!

インスリン注射しなくても、炭水化物を取らなければ血糖値コントロールできるじゃん!!と思い、私はとても嬉しかったのを覚えています。

ご飯の代わりに、ふすまパンを食べていた

ご飯は血糖値が上がるので、ご飯の代わりに、ふすまパンというパンを買って食べていました。今ではローソン等でも低糖質パンとか売られていますよね。あれです。

私は↑のパンを買っていました。

これは冷凍のパンで、値段は普通のパンより割高ですが、このパンを食べただけでは、インスリン注射を打たなくても、血糖値が上がらなかったので、ご飯代わりや、ちょっとおやつが食べたいときに食べていました。

このパン、チョコパンとか、ベーコン入りとか、他にも色々な種類があるので、妊娠中、食べ過ぎてるなぁと言う人は、おやつに良いと思います。

妊娠中「炭水化物を食べない」は、間違った食事法。危険だと思う

これ、私が言うのもなんですが、炭水化物を食べないのは胎児に危険だと思いますので、やめてください。炭水化物を食べないと、血液検査でケトンが出てしまいます。私は出産前の血液検査で、ケトンが出ていました。

私は息子を妊娠中、最終的に炭水化物を摂取しない!!というところにいきつきましたが、これは間違った食事のとり方だと思いますので、妊娠中は適度に炭水化物を摂取してください。(全然炭水化物をとらないと、赤ちゃんが大きくならないと思います。実際、娘がそうでした。)

炭水化物を食べないと、赤ちゃんが大きくならない

息子を妊娠中の時

息子を妊娠中、インスリン注射で全然効果が出ないと思っていたので、最終的にインスリン注射を打たず、炭水化物を摂取しない。という間違った食事法を実施していました。

当時の私は、炭水化物をとらないと血糖コントロールできるし、これで良いんだと思っていました。が、炭水化物を摂取しなくなってから、胎児が大きくなりませんでした。

産まれた時の息子の体重は約2500g。ぎりぎり2500gでした。そして出産前の血液検査ではケトンが出ていましたが、炭水化物を食べなくなったのは、産まれる1週間前だったので、それほど大きな影響がなかったんだと思います。

娘を妊娠中の時

息子を妊娠中、炭水化物を食べなければ血糖値は上がらないと経験済みだったので、私は娘を妊娠した時、妊娠初期から炭水化物をあまり食べませんでした。

すると、胎児はずっと小さめ。娘は全然大きくならず、産まれた時の体重は約2100g。

2000gいくかどうかと言われていたので、とても不安でしたが、適切なインスリン治療と炭水化物摂取で、何とか大きくなった…という感じでした。

娘の時の妊娠糖尿病の治療について、詳しくは、別記事に書きたいと思います。

まとめ

炭水化物は胎児を成長させるための、大切な栄養源です。炭水化物を食べないという食事法は、間違っていると思います。妊娠糖尿病と言われても、炭水化物を食べないという選択はせず、病院で適切な処置を受けてください。

終わり。

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