こんにちは。しらこです。

前回は逆子について、書きました。

前回のお話はこちらからどうぞ↓。

逆子対策として、色々やってみましたが、逆子から全然戻らず…。結局、予定帝王切開で出産しました。

帝王切開前日に入院

病室は個室にしました

逆子が治らず、帝王切開で出産することになりました。

私が出産した病院では、帝王切開する人は、帝王切開予定日の前日から入院します。

入院当初は大部屋でも良いかなぁと思っていたのですが、帝王切開は手術なので、高額医療費助成制度が使える為、個室の方が良いですよと助産師さんに勧められたので、個室にしました。

手術後のことも考えると、実際、個室で良かったと思います。

帝王切開で出産するという人は、産後が大変だと思うので、個室が良いと思います。

食事は前日の夕飯まで。当日の朝食は無し

食事は前日の夕飯までで、食前にインスリン注射を打ち、あとは普通に病院食を食べました。

いつもなら食後2時間後に血糖値を測定するのですが、もう血糖値コントロールをする必要がないので、最後の食事の後は、血糖値測定しませんでした。

帝王切開中→順調に出産

背中に麻酔

いよいよ帝王切開で出産です。

帝王切開する前に、もう一度エコーで胎児の様子を確認してみましたが、相変わらず逆子。ここで逆子じゃなくなっていたら、退院だったようですが、逆子のままだったので、このまま手術しました。

私は、脊髄くも膜下麻酔という麻酔をしました。この麻酔をするための痛み止めを最初に打ってもらい、そのあと背中に麻酔を入れました。

ゾワッとするような、中々気持ち悪い感じです。針が苦手な私は、痛いし、うわーーーって感じでした。

麻酔をすると、吐き気が出る人もいるらしく、私はすぐ気持ち悪くなって吐いてしまいました。

手術開始

アルコール綿で麻酔が効いているかチェックします。

麻酔が効いていると、さわっている感じはあるものの、冷たい感覚がなくなります。

麻酔が充分効いたのを確認して、手術で赤ちゃんを取り出してもらいました。

上半身は麻酔が効いていないので、意識はあります。

先生たちが赤ちゃんを取り出すために何やらやっている感覚は分かります。で、無事、赤ちゃんを取り出してもらいました。

ここまでは順調に進みました。私は帝王切開で陣痛を経験せず、とてもラクなお産だと、この時までは思っていました…。

術後から異変

病室に戻る時、麻酔が段々あがってきた

手術中って、若干、頭側が上になるよう、ベッドが傾いているんですかね?

赤ちゃんを無事取り出し、手術も無事終わり、ベッドを移し替えて病室に戻りますという時に、少しずつ、異変が起こりました。

主治医の先生は、「手術は無事終わりました。麻酔も、これ以上あがってくることはないから安心してね。」と言いました。

が…。

病室に戻っている最中、段々と麻酔が上にあがってきました。

初めは、手が動かなくなりました。

あれ?手が動かないぞ??

何度動かそうと思っても動きません。

先生は、麻酔はあがらないと言っていたのに、麻酔が段々上に上がってきていました。

遭難したような感覚

病室につくと、鼻から酸素を入れてくれていましたが、この時、鼻が詰まっていて、全然酸素が吸えませんでした。

そしてとても眠くなってきました。

私は直感的に、「このまま寝たらやばい!!」と思いました。

近くにいた(主治医ではない)先生に、麻酔があがってきていることを必死に訴えました。

私:眠いんですけど…。手が動かないんですけど…。

先生:大丈夫ですよ、寝てください。

私:違うんです…。麻酔が…うえに…。

この時、ろれつが回らなくなっていました。

鼻は完全に詰まり、口だけで呼吸していましたが、呼吸もゆっくりになってきていました。

私は、(登山すらしたことないけど)雪山で遭難したような、寝るとやばい!!という感覚で恐ろしい眠気とたたかっていました。

背中の痛み止めを、止めてもらう

麻酔が上にあがってきて息ができないことを必死に伝えましたが、血圧とか呼吸とか、モニターで特に異常は見られなかったので、すぐに対処してもらえませんでした。

が、必死の訴えでようやく、背中から入れている痛み止めを一時、停止してもらいました。

痛み止めをやめて暫くすると、少しずつ、鼻が通ってきて、恐ろしい眠気が普通に眠たいくらいに変わってきて、徐々に麻酔が下がってきました。

麻酔が下がってきてから、再び、痛み止めを再開してもらいました。

痛み止めを再開しても、それからは上がってきませんでした。

夜中に麻酔が切れて痛くなってきた

点滴に麻酔を入れてもらう

帝王切開は麻酔が切れると痛くなってくるのですが、手術の麻酔が切れてきて、段々痛くなってきました。

助産師さんに、段々痛くなってきたことを伝えると、麻酔は上がってきてないし、先生も麻酔足しても良いという指示が出ていたので、点滴チューブのところから麻酔を入れてもらうことにしました。

すると一気に痛みがなくなり、とてもラクになりました。

これなら大丈夫そうだと思いました。

が、何だか寒くないのにガタガタ震えてきました。

大した事ないと思いましたが、「何か変わったことはないですか?」と助産師さんに聞かれ、念のため、「寒くないのに震えが止まらないんですけど…」と伝えました。

看護師さんが血圧を測って、何やらバタバタし始めました。

麻酔を入れて、血圧低下

「何がどうしたんだろう…。私は震えているだけだし、意識もはっきりしているから、術後のようなやばい感覚はないのに…。」なんて思っていました。

そしてどうやらまた麻酔が上に上がってきているようでした。

「麻酔が切れると痛いかもしれないけど、麻酔を早く出すために、点滴の速度を速めます」と言われました。

私はぼんやりと、「私、このままダメかもしれないなぁ…。」と、割と冷静に考えていたのを覚えています。

朝になって、看護師さんに、「私、何で震えていたんですか?」と聞くと、夜中に入れた痛み止めで、血圧が一気に低下していたとのこと。

何かちょっと危険な状態だったらしい。「でももう安定しているので、大丈夫ですよ。」と言われました。

続く。

終わりに

私は麻酔が効きやすい体質なのかもしれません。

術後に麻酔があがってきた恐怖は、忘れることができません。

でも血圧も呼吸も安定していたようだし、眠気に負けて、そのまま寝ても良かったのかな?

あの時、寝ていたらどうなっていたんだろう??とは思います。

麻酔が下がってからは中々眠れなかったから、あの時寝ていれば良かったのかな…なんて思いました。

帝王切開は母子ともに安全にお産ができるなんて言われていますが、立派な手術です。何が起こるかは分かりません。この経験で、私は二度と帝王切開で出産したくないと思いました(が、2人目も逆子だったので結局帝王切開で産んだんですけどね。この時の恐怖から、2人目を帝王切開で産むときは、万全の対策を取ってもらうように病院にお願いしました。)

帝王切開、侮るなかれ…。

終わり。

続きはこちらからどうぞ↓。

 

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