こんにちは。しらこです。

前回、帝王切開後に麻酔があがってきて怖かったという話をしました。

前回のお話はこちらからどうぞ↓。

今回は帝王切開の麻酔が切れた後、激しい頭痛と戦いながらも、慣れない新生児のお世話をした時の話を書こうと思います。

ただでさえ、慣れない赤ちゃんのお世話に四苦八苦なのに、そこへ重度の頭痛が伴ったらもう最悪ですよ…。当時の私、よく頑張ったよ。うん。

麻酔が抜けない

左足が動かない

帝王切開で出産した後は、その日は安静。

で、次の日あたりに麻酔が段々切れてきて足が動くようになるので、すぐに動くように指導されます。

すぐに動いた方が、回復が早いんだとか。。。

でも私は、朝になっても麻酔が抜けてなくて、はじめは両足、動きませんでした。

助産師さんが何度も確認に来ます。

が、私の足は中々動きません。

ようやく、右足が動くようになってきたものの、左足が全然動きません。

その日の午前中はずっと左足が動きませんでした。

痛み止めをやめる

左足が動かないまま午後になってしまったので、担当医に、

「背中の痛み止めを入れているから動かないのかもしれない。痛み止めを取ると、凄く痛くなるかもしれないが、足が動かないのはまずいので、痛み止めをとるよ。」的なことを言われました。

痛くなるのは怖かったですが、私は、このまま足が動かなくなるんじゃないかと思い、足が動かなくなる方が怖かったので、すぐに痛み止めを取ってもらいました。

痛み止めをとって暫くすると、ようやく左足に感覚が戻ってきて、動かせるようになりました。

一安心です。ほっ。

麻酔が切れたら頭痛が…

麻酔が切れて、無事、足も動けるようになり、さぁこれから赤ちゃんのお世話だ!!という時に、あれ?なんだか頭痛いぞ??

頭痛に襲われました。

私は腹痛持ちではありますが、頭痛持ちではありません。

きっと出産で疲れているんだと思いましたが、全然良くなりません。というか、段々酷くなってくる。

頭痛のまま、赤ちゃんのお世話開始

頭痛が酷い状態でも母子同室。容赦なく、赤ちゃんのお世話の練習を開始しました。

勿論、夜中も母子同室。

私は麻酔が中々抜けず、退院までの計画より大幅に遅れてしまっていたため、急ぎで色々詰め込まれていました。
(左足が中々動かなかった午前中、廊下で助産師さんたちが「まだ動いてないの?」と言ったような、私の産後退院までの計画が遅れている話をしているのが病室まで聞こえていました。)

このままではいけない。

私は頭が痛いながらもおむつ替え、沐浴等、必死で頑張っていました。

頭痛が酷くて涙

私は必死でお世話していました。でも頭が痛い。

横になっていると収まる。

けど、ちょっと体を起こすだけで激痛。

正直、産後の術の痛さとか全然覚えてないくらい、頭の痛さが勝っていました。

優しい助産師さんは、大丈夫だよ~。大変だったら手伝うから。と励ましてくれます。

厳しい助産師さんには、これから毎日赤ちゃんのお世話するんだから、これくらいでへこたれてはいけない。みたいなことを言われます。

私は腹痛持ちで、割と痛さに耐性があると思うのですが、この頭痛には本当にへこたれそうになりました。

私はダメな母親だ。赤ちゃんのお世話すらできない。

昼食中、1人になると、自然と涙が出てきました。

その泣いている姿を、検診に来た助産師さんに見られてしまいました。

私が泣いている旨を先生に報告したようで、主治医の先生がきて、「帝王切開後の頭痛は結構よくあること。泣くほどのことじゃないよ。大丈夫だから。」と、励ましてくれました。

でも本当に頭痛が辛過ぎて、泣くほどのことじゃないと言われた時は、結構きつく感じました。

泣いているところを見られて、私は怒られると思っていましたが、そんなことはなく、むしろ優しくしてくれるようになりました。

夜中も、辛かったら病院側で面倒見るから。と言ってもらえたし、分からないことや辛いことがあったら、些細なことでもナースコールを押していいんだよ。

と言ってもらえました。

私が出産した病院は総合病院の周産期センター。

助産師さんたちがいつもバタバタと忙しくしているのを見て、私は、「あんまり迷惑をかけてはいけないなぁ」と我慢していた部分がありました。

それからは積極的に分からないことを聞くようにして、辛い時は預かってもらったり、沐浴も病院側でやってもらったりして、色々助かりました。

私は勝気な性格で、何でも一人で頑張ってやろうとする部分があり、泣いている姿も見られまいと思っていましたが、この時は、助産師さんに泣いているのを見られて良かったと思います。

たまには人前で泣くのも大事ですね。

再び点滴

帝王切開後の頭痛は、水分を沢山取ると、早く治りやすいと言われて、なるべく水分を取るようにしましたが、食欲もなく、水分も思ったように沢山取れません。

口から思うように水分が取れないので、再び点滴してもらうことにしました。

頭痛は、横になっていたり、何かにもたれかかっていると痛くなく、自分の首で支えると激しく痛くなります。

点滴をしていると、赤ちゃんのお世話がちょっとやりにくいですが、頭痛でお世話するのが大変なようなら、再び点滴をしてもらうと良いと思います。

頭痛がなくなって無事、退院できた

入院延長を希望した

私はあまりの頭の痛さに、入院を希望しました。

赤ちゃんの世話どころか、自分の体も思うように動かせないのに、このまま退院しても赤ちゃんのお世話ができない。麻酔も中々抜けず、他の帝王切開の人より一日遅れでお世話を開始したので、何とか入院を一日のばしてもらえるよう、希望を聞いてもらいました。

退院前日に劇的に頭痛が良くなった

私は一日入院を伸ばしてもらったので、この、一日伸ばしてもらった日に頭痛が良くなりました。

この頭痛のままだと、退院できそうにない。赤ちゃんのお世話なんて、とても無理…と思っていましたが、退院前日に頭痛が徐々に良くなったので、無事、退院することができました。本当に良かった。

何で頭痛になるの?

帝王切開の頭痛のは、髄液が漏れることが原因らしいです。麻酔の針を抜いた時だか、刺した時だかに髄液がもれることがあるらしく、それが原因らしいです。

私は点滴と水分摂取でだいぶ良くなりましたが、帝王切開したママ友に話を聞くと、血液を漏れてるところに入れたらすぐ良くなったと聞きました。

何で私の病院ではしてくれなかったんだろう…と思いましたが、何とか入院中に頭痛が収まったので良かったです。

終わりに

これで私の帝王切開時の恐怖体験の話はおしまいです。

帝王切開後の麻酔が上に上がってきたこと、術後の頭痛…容赦なく始まった赤ちゃんのお世話。

初産で何もかもが悲惨だと思ったので、子供は1人でいいや。と思っていましたが、こんな悲惨な思いをしたのに、息子がかわいすぎて2人目が欲しいと思うようになり、娘を出産しました。

娘の時は色々対策したので、全然大変じゃなく、むしろラクラクでした(この対策の話はまた別記事に書きたいと思います)。あの時の壮絶な出産は何だったんだ…と思うくらい、術後良好でした。

でも、1人目を大変な思いで出産した経験があったからこそ、2人目は万全に対策できたのだと思います。

そして2人目も超絶かわゆい…ハフン。

経済的、体力的、精神的に問題なければ、3人でも4人でも欲しいと思ってしまうくらい、子供はかわいいです。

帝王切開は全然ラクなお産じゃありません。もちろん、自然分娩もラクなお産ではないと思います。子どもを産むのに、ラクなお産なんてないと思います。が、少しでもラクなお産をするためには、予備知識と、適度な運動、体力づくりは必要かなと思いました。

帝王切開で産むのが不安な人、私みたいな悲惨なことにならないように、病院の先生とよく相談して、出産に励んで欲しいと思います(私はたいして相談していませんでしたので)。

終わり。

続きはこちらからどうぞ↓。

 

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